スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

散るべき定めの立方根

今月って僕書いてもよかったでしたっけ…
あ、お久しぶりです、遊人です。

ついにラノベを買いました。紅玉いづき『ガーデン・ロスト』
ちなみに今回のタイトル「散るべき定めの立方根」は別にこの本と特に関係はないです。

ほんとは「三乗根」って書きたかったんですが、一発で変換できなかったので「立方根」に。
…っていうか、今「三乗根」って打ちましたけどね。

本の話に戻ります。

この本は記念すべき、僕の初メディアワークス文庫です。だからなんだという話ですが。
でも、文庫ってそれぞれ方向性というか性格というか、そういうのが出てて面白いですね。
みらい文庫はちょっと方向性がよくわかりませんが…

青い鳥はなんだか「せっかく見つけた人材だし、とことんまで使い尽くしてやろう」感があって好きです。
藤本ひとみとか。
そのうち那須きのことか竜騎士なんたらも青い鳥で書くようになる気が割としてます。


あ、あけましておめでとうございました。終わりです
スポンサーサイト

書評 『冬の鷹』 吉村昭 著 (新潮文庫)

どうも、BMISです。
相変わらず月末に更新するという惨状ではあるが、図書委員会らしく本の紹介をしたい。
今回私が勧める本は吉村昭著『冬の鷹』である。


冬の鷹 (新潮文庫)冬の鷹 (新潮文庫)
(1976/01)
吉村 昭

商品詳細を見る


これは良沢と玄白を中心にターヘルアナトミアを翻訳していく物語だが、その中で最も注目に値するのは前野良沢と杉田玄白の好対照な性格だ。
前野良沢は頑固で遠征的で、そして何より学問一筋だ。それ故にターヘルアナトミアを出版するにあたって「この本の翻訳はまだ完成していないから出版したくない」と、あくまで完成形を追求した。彼の目的は「医学の研究」のみならず「語学の研究」でもあったのだ。
他方、杉田玄白は社交的で熱血漢であったが冷めやすいところもあった。それ故彼は当初はターヘルアナトミアの翻訳作業に熱心であったが、最後は早く出版したいがために焦り、良沢の意向をはねのけ出版へと運んで行った。そもそも彼はターヘルアナトミア翻訳の目的を「オランダ語を学ぶため」ではなく「オランダ医学の正しい知識をひろめるため」としていたのだからそうしてしまうのも無理はないのだろう。

おそらく、もし私がこの本を浪人するよりも前に読んでいたら、杉田玄白の意見に賛成し彼のように「前野良沢は愚かだ」という評価を与えていただろう。医学の知識を広げることのほうが、完成形の翻訳本を指すことにほうが大切だからだ。それほどまでに当時はやっていた東洋医学は不正確な医療だったのだ。
だがしかし今の私は前野良沢に賛同せざるを得ない。この一年間でじっくりものを考え、最初から完成形を追求することの大切さを知ったからだ。初段階において「まあこんなんでいいか」などと思っているといつまでたっても細かなミスに自分で気付くことはない。それは自分の成長を止めるに等しい。それに加えて、大衆は知識が浅い集団である。つまりミスをミスとは気づかないのだ。本当だと信じてしまう。であるからプロの作品とはそれだけ重い責任があるのだ。「間違った知識を広げない」という重い責任が。そして本書にも書かれているが、実際誤訳が散見されるのである。“head”といった体の部位に関する単語も、本来西洋語と日本語では若干あらわす範囲が異なり正確な訳語はないはずなのに、何も考えずに「頭」と訳す、そんなことが起こっているのだ。このあたりの誤訳は今でも続いている。

だからと言って杉田玄白を否定しようとは思わない。社交的な彼のおかげで、当時鎖国時代にあり幕府が西洋書物を危険視していた当時でも『解体新書』が出版できたのだから。加えて先に述べたように迅速に正しい知識を有するオランダ医学が日本中に伝わったし、後に医学塾を開き多くの優秀な門下生も輩出している。
であるから、我々がすべきことは玄白・良沢を責めたり褒めたりすることではなく、そこから学び取ることであろう。つまり、「学ぶ者」はたとえ有名な人物が作った作品であろうとどこかにミスがあるはずだと批判的な目を持ち、間違いを正しい知識へと自分の中で変換するべきなのだ、と。「学ぶ」ということは受動的なものではなく能動的なものであるべきなのだから。また「教える者」は事故の責任を自覚し、解らないところがあっても誤魔化さず、「まだまだ」と思ってとにかく考えつくすべきなのだ。そしてまた解らないところははっきりと解らないと伝えるべきであろう。後世にわたって間違いを広めないためにも。

彼ら二人は死に至るまで逆方向の扱いを受けた。良沢はほとんど誰も看取ることなくこの世を去り、玄白は多くの弟子に囲まれながら息を引き取った。どちらにも幸せがあり苦悩があった。彼らの業績と失敗を無駄にしないためにも、学び教える姿勢をしっかりと持ちたいものだ

(BMIS)

~団体戦~ 『クドリャフカの順番』

~団体戦の部~
GWに読みたかった本!


『クドリャフカの順番』 
米沢穂信 (角川文庫)


この本は神山高校古典部の折木奉太郎(おれきほうたろう)と、
そんな奉太郎のまわりの愉快な古典部員たちの華麗な活躍をえがく、
熱き青春推理「古典部」シリーズの極み……というのはまったくもって不正確な紹介ですね。
むしろ僕がこの本をわざわざ紹介しようと思った所以は、所謂「王道」を外した人物造型――
自分で「省エネ」を標榜した奉太郎、「データベース」を自任する爽やか系の友人、福部里志、etc.
(他の人はちょっと割愛)
そして物語のラストに明かされた真実の哀切なまでの美しさにあります。
あなたは隠れた真実を見抜けますか?


(遊人)

~団体戦~ 『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』 

~団体戦の部~
GWに読みたかった本


『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』 
桜庭一樹著 (角川文庫)



本書の主人公の山田なぎさは、自分が子供であるという現実に嫌気がさし、早く大人になって現状を打破するための“実弾”を欲するようになる。
そんなある日、なぎさの通う高校に自称“人魚”の海野藻屑が転校してくる。
何故彼女が“人魚”だと言い張るのかは理解できないまま、なぎさは藻屑と不思議な友達関係を築くことになる。
やがて二人は将来について夢想する。
だが、現実は甘くなかった。
藻屑は家族から虐待を受け、なぎさは相変わらず現状に絶望したままだ。
そう、所詮は彼女らの夢想、“砂糖菓子の弾丸”では現実になんか対抗できるはずもなく――。

夢とは儚く時に残酷だ。
希望を抱いた分絶望も大きくなる。
本書『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』は、そのことを否応なくつきつける。
しかし、彼女らもただ手をこまねいているだけではない。
ぜひ本書を手にとって、彼女らの挫折に共感し、また最後に主人公が得た解答に触れて欲しい。何故なら現代我々が直面している問題に通ずるものがあるのだから――。


(BMIS)

~個人戦~ 某氏の推薦図書

~個人戦の部~
某氏の推薦図書


さて、もはや図書館月報の看板コーナーとなった(?)“某紙の推薦図書”です。
今回本を紹介してもらうのはYFGさん!
いや~、いつもすまないね~。
てなわけでYFGさん、お願いします!


初めまして。
突然「本紹介を書いてくれ」という要望を突きつけられたのでわたくし図書委員会にはいったこともない一般人のYFGが仕方なく本紹介をさせていただくことになりました。
そしておすすめする本は、安部公房著の「砂の女」です。
日曜日に書店に行った際たまたま目に付き購入し読んだところ非常におもしろくもありまた現代社会を考える上で興味深いものであります。
いわゆる「異端」とみなされた主人公が現実世界とはかけ離れた生活を送る羽目になるのですが、
人間が社会の中で生活する意義とは何か、生存するために何が本当に必要なのか、などいろいろなことについて考えさせてくれます。
今の生活を客観的に見直すという点では読者のためになる本だと思いますので、是非読んでみてください。


(YFG)
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
FC2カウンター
プロフィール

rstiob

Author:rstiob
『洛星図書委員会OB日記』へようこそ!
最低月一回は更新していきたいと思います。

月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。